お家でもできる浴衣の洗濯方法。アイロンが不要の洗い方とは?

生活お役立ち情報

夏になるとお祭り・花火と来たくなる浴衣。

でも、毎回クリーニングに出すのは大変ですよね。

 

浴衣は安く買えたのに、洗濯にお金が掛かる、ということも避けたいところです。

そこで今回は、浴衣の洗濯について調べてみました。

洗える浴衣、洗えない浴衣、アイロン不要の洗い方を知って、
上手に浴衣を楽しみましょう。

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お家でできる浴衣の洗濯方法

調べてみたところ、お家で洗濯ができる浴衣とできない浴衣があることが分かりました。

また、洗濯する方法にもコツがありましたよ。

お家洗濯ができる浴衣の素材

お家で洗濯ができる素材は、

「綿」

「綿麻」

「ポリエステル」

この3種類になります。

 

素材は浴衣についているタグで確認ができるので、チェックしてください。

そこに洗濯マークもついていると思いますが、「水洗い不可」と表示がある場合は、
クリーニングに委託しましょう。

3種類の中で「ポリエステル」の浴衣は、皺にならない洗濯に便利な素材ですが、
夏向きではないので、多くの浴衣が「綿」か「綿麻」だと思います。

 

反対に、お家で洗濯ができない素材は、

「絹」

が入ったものになります。

 

絹が入った浴衣は、縮んだり、手触りが悪くなってしまったり、
洗濯でトラブルになりかねません。

専門の方にお願いするのがおすすめですよ。

お家でアイロン不要の洗濯方法

お家で浴衣を洗濯するときに注意したいのが、その方法です。

クルクルっと丸めて洗濯に入れてしまうと、皺だらけということも…

 

皺が出来たらアイロンすればいいよね、と思うかもしれませんが、浴衣の面積、大きいですよね。

それをアイロンするには相当な時間が掛かりますよ。

できるだけアイロンは使わずに、きれいに洗濯したいところです。

 

そこで、おすすめなのが、「畳み洗い」です。

その方法は、浴衣を本畳みしてから、洗濯ネットに入れてお洗濯するだけです。

洗濯ネットは四角いもので、畳んだ浴衣がずれないような大きさのものが便利です。

もし大きな洗濯ネットしかないというときは、畳むときに間にバスタオルを挟むようにして、
洗濯ネットの中でずれないように調整しましょう。

洗濯モードは「手洗い」「ソフト洗い」がおすすめです。

 

また、お家での浴衣洗濯では、脱水少なめがポイントです。

水を多く含んだ状態で干すと、重みで皺が伸びやすくなります。

水分が多いからといって、日が当たる場所に干すと、日焼けで、
色が変わってしまうかもしれないので、陰干しをしてください。

 

この洗い方をすることで、洗濯後もアイロン不要になります。

型崩れが気になる時には、洗濯糊も使うとパリッと仕上がります。

洗濯糊の使い方は、洗濯機の取扱説明書で確認してくださいね。

間違えると故障の原因にもなるかもしれません。

 

そして、干すときは「キモノハンガー」を使うようにしましょう。

袖を広げた状態で干すことが出来るので、皺になりにくく、型崩れもしにくくなりますよ。

「キモノハンガー」が用意できないときには、物干し竿を着物に通して干すようにしましょう。

「絞り」が入った浴衣の洗い方

先ほど本畳をして洗うとしましたが、「絞り」デザインの着物なら、畳まなくても大丈夫です。

脱水は1分程度でびしょびしょでもOKです。

そのまま干しましょう。

 

もしどうしてもクリーニングを利用したいときには1点だけ注意があります。

普通のクリーニング店へ持って行ったところ、皺が伸びて帰ってきたことがあるそうです。

呉服屋さんへ持っていくか、絞りの着物を取り扱っているクリーニング店かどうか確認してから、
クリーニングを依頼するようにしてくださいね。

着る直前の浴衣の皺の対処法は

では、すでに皺ができてしまった浴衣はどうすればいいでしょうか?

これも、アイロン不要でできる方法が見つかりました!

重みで皺を伸ばそう

皺になっている部分に霧吹きなどで水を少しふりかけ、畳んでから、
その部分に重みをかける方法です。

 

小さな皺なら、湿らした後ハンドプレスをすれば、伸ばすことが出来ます。

アイロンがなくても大丈夫です。

 

また、少し時間がある時には、皺ができている部分に辞書や本などで重しを乗せましょう。

もしくは畳んで型崩れしないように気を付けながら、座布団を乗せて座るという方法もあります。

どちらも、生地を湿らせてから行うことがポイントです。

 

もし浴衣を着る日までに1日以上時間があるのでしたら、布団の下に引いておくと、
寝ている間に皺を伸ばす、という方法も見つかりました。

ただ、今はベッドで寝ている方も多いかと思うので、この方法は難しいかもしれませんね。

 

畳み皺程度なら、着る1日前からキモノハンガーに掛けておくだけで十分だそうです。

保管にも、洗濯にも、キモノハンガーは必須のようですね。

まとめ

今回は、お家でできるアイロン要らずの洗濯方法について紹介しました。

きちんと畳んでから洗濯して、脱水を少なめに設定することで、
アイロンを使わずに浴衣を洗濯することができます。

小さな皺なら、湿らしてハンドプレスでOK。

これで浴衣の洗濯も大丈夫ですね、今年の夏は浴衣をいっぱい楽しみましょう。