水回りはきれいにしておくと
時に気持ちがいいですよね。
食事を準備するキッチンなら特に。
お風呂場でもそうですが、
水を使う場に登場する
嫌なヤツ。
カビ。
見た目でも衛生面でも
まったくよろしくありません。
キッチンの排水溝にも
気づけばカビが…
なんてよくある話。
お食事の準備を気分よくするためにも
排水溝のカビを撃退・予防する方法を
ご紹介します。
キッチン排水溝のカビの原因
カビには様々な種類がありますが、
キッチンの排水溝に巣食うのは
主に黒カビです。
黒カビの発生条件のひとつは
ご存じ湿度。
湿気です。
また、排水溝には
調理で使った食材のクズや
お皿洗いで出た
食事の残りカスなども
一緒に流されます。
これらは大変栄養が多いので
カビが繁殖するには
打ってつけなのです。
カビを増やさない工夫
まず、食材のゴミが
栄養になるわけですから
こまめにごみを取り除くのが
大切です。
排水溝には小さなザルのような
物がついていて、
ゴミをキャッチできるように
してあることがほとんどでしょう。
さらにその上からキッチンネットを
利用している人も多いはず。
このキッチンネット、
どのくらいの頻度で取り換えていますか？
正直毎日取り換えても
いいくらいです。
キッチンネットは
100均やドラッグストアで
安価で購入できます。
次に大切なのは
水分を残さないこと。
食後の片づけが終わったら、
ネットを交換した上で
水気を拭き取りましょう。
排水溝のフタの裏は
盲点となりやすいので
注意です。
毎食毎食だとさすがに
大変ですので、
夕食後など自分に合った
タイミングで行うと良いでしょう。
ここまでが特別な道具など
一切使わずにできる対策です。
ついでに抗菌もしておきたい、
というのであれば
アルミホイル玉か10円玉を
ネットの中に入れておくとよいでしょう。
10円玉の主成分である銅や、
アルミには抗菌作用があります。
個人的な意見ですが
10円玉をネットの中に入れておくと
ゴミの中から取り出すのが
ちょっと不快です。
手が離せないときに
排水溝のゴミを捨てるように
旦那に頼んだら、
10円玉を入れているとは
知らなかったために
硬貨ごと捨てられてしまったこともあります。
10円とは言えお金を捨ててしまった
罪悪感たるや…。
ということで我が家では
アルミホイル玉を使うようにしています。
これなら即、
ポイ捨てできるので。
子供にお手伝いとして
頼むときにも
安心ですよ。
発生したカビを落とす方法
一番手っ取り早いのは
キッチン用の漂白剤を
使用する方法です。
適当に漂白剤をぶっかけて
適当にこすれば落ちる。
そう考えていると
漂白剤の威力を引き出せません。
基本は注意書きに従ってくださいね。
注意書きと言えば
漂白剤は非常に強い薬剤です。
使用する際には
ゴム手袋をして
手や指を保護しておきましょう。
けして素手で掃除してはいけません。
換気扇を回す、あるいは
窓を2か所以上開けて
風通しの良い状態で
漂白剤を使ってください。
漂白剤をかけてすぐに
こすったり洗い流してはいけません。
10～30分程度
放置してから洗い流します。
カビが少し落ちにくいようなら
スポンジで軽くなでるようにして
落としましょう。
こまめにお掃除をするのが
苦手な人には漬け置き洗いが
オススメ。
たらいやバケツに
漂白剤と水を貯めおいて、
排水溝のパーツを
1番放り込んでおくだけです。
漂白剤を掛けるだけよりも
まんべんなく、また
長い時間浸透するので、
細かくて洗いきれない
部分にも有効。
カビの予防効果も高まるので
一石二鳥です。
よく水で洗い流し、
乾いた布やキッチンペーパーで
水気を拭き取れば終わりなので
誰でもできます。
頻度は週に2回程度。
やらないよりはやったほうがいいので
週1ペースでも可。
漂白剤を避けたい場合は…
排水溝のパーツに
プラスチックやラバー素材を使っていると
漂白剤でのカビ取りは
避けたいですよね。
そういう場合には
アルコール除菌スプレーが有効。
スプレーをサッと吹きかけて
ペーパーで拭き取ればOK。
多少拭き洩らしがあったとしても
アルコールは揮発性が高いので
すぐに蒸発してしまいます。
ただ、表面に生えたものに
対しては有効ですが
深く根を張ったものや
黒い痕跡を取り除くことはできません。
排水溝は清掃しているのにカビ臭さが消えない
排水溝をきちんと清掃しているにも関わらず、
カビ臭さが消えない場合、
排水溝のフタ近辺よりも
奥の部分にカビが発生している
可能性があります。
排水管だと手が届きませんよね。
そんな時に使いたいのが
パイプクリーナー。
液体～ジェルタイプのものが多く
排水溝から流し入れるだけで
カビのみならず
悪臭の原因となる
汚れを洗浄してくれます。
とにかく手を汚さないのが楽。
ただし、
こちらも強い薬品なので
良く換気をしながら使わなくてはいけません。
漂白剤同様、
併用すると人体に害のある
ガスが発生するものもあります。
キッチンは種々の洗剤が
多く置かれていると思いますので、
万が一にも混ざらないように
使用する時はほかの洗剤は
別の場所に移動させておきましょう。
