キッチンの換気扇。
掃除をしなきゃなって思いつつ、
ギトギトしたしつこい油汚れがたっぷりついた換気扇を思い出すと、
一気にやる気がそがれる。
なんて思いをした人はきっと少なくないはず。
実は私も苦手でした！
そんなキッチン掃除でもなかなかの強敵である換気扇のお掃除が、
案外手軽にできるんです。
そんな手軽にできるお掃除方法をご紹介します。
キッチンの換気扇の汚れの正体は？
ギトギトの油汚れは、
料理中に出る水蒸気に含まれた油が付き、
そこにさらに空気中のホコリがつきます。
それでより落としにくい、
強力なギトギト汚れに変化してしまうんです。
なにより一番嫌なのはそのドロドロの油！
この嫌な油汚れは、
放置してしまうと換気扇のパフォーマンスを低下させる原因になる上、
最悪油とホコリの塊に調理中の火が燃え移ると火災の原因にもなるので、
たまりすぎる前に掃除してしまいたいもの。
とはいえ大掃除のシーズンになるたびに
換気扇の掃除を思い出しては気が重くなる人は少なくないですよね。
しかしほぼ油汚れで占められていますので、
キッチン掃除用の洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダなどの
掃除用アイテムとお湯を適切に使えば、
意外と簡単に落とすことができますよ。
今更聞けない！換気扇の掃除の仕方はこう！
最初に換気扇を分解しますが、
やり方はメーカーごとに異なるので、
ご自宅の取り扱い説明書に従って分解してくださいね。
(固くなってネジなどが回らない場合は無理に外そうとせずに、
メーカーや専門業者にお願いした方がよさそうです)
そして、キッチンのシンクに大きなごみ袋を二重にして広げます。
ここに分解した換気扇のパーツを入れ、
そこにパーツがつかるほどのお湯(50℃程度)を入れます。
そして重曹かセスキ炭酸ソーダを溶かします。
いつも目分量でやってしまうんですが、カップ半量ぐらいが適当とのこと。
重曹やセスキ炭酸ソーダをお湯で溶かすと、
アルカリの液体になるので、
酸性の油よごれにはベスト。
ここに１～２時間つけておきます。
その間に外せないパーツを掃除します。
この時も、お湯に溶かした重曹やセスキ炭酸ソーダを使います。
換気扇の壁の部分などは、
スプレーしてキッチンペーパーを貼り付けます。
これでしばらく放置すると、
キッチンペーパーと一緒に油汚れがごっそり取れますよ！
ちょっと落ちにくいこべりついた油汚れなどは、
重曹を少しの水で練りペースト状にしたものを使って拭くと、
重曹のアルカリ性の掃除効果と研磨効果でスッキリ落とせます。
ただし傷つきやすい部分や、
傷をつけたくない場所の場合は控えるか、
端の方で試してみて大丈夫かどうか確認してからの方がいいでしょう。
1:漬け置きして１～２時間経過したら、使い古した歯ブラシなどでゴシゴシ汚れをこすり落とします。
この時点で油汚れが浮いているので、
かなり落としやすくなっています。
気持ちよくスルスル落ちるはず。
2:大きな汚れをざっくり落とした後は、キッチン掃除用のシートで拭いて仕上げるのが手軽です。
以前はスポンジなども使っていたんですが、
途中で油がついてギトギトになって落としにくくなってしまいます。
だから汚れたら捨てられるお掃除シートを活用するようにしました。
今は１パック１００円程度で購入できるので、
大掃除の時は１パック使い切るつもりで使います。
3:ここでも落ちにくい油汚れが残っている場合は、先ほど作った重曹ペーストを使うときれいになります。
シートは不織布なので、重曹ペーストなどをつけても破れることなく磨けます。
4:そしてごみ袋から取り出して、水洗いし、しっかり乾燥させて再び取り付けます。
分解する際に、組み立て手順も確認しておくと、
スムーズにできます。
いざ組み立てようとして、
あれ？どうするんだっけ？
などならないように。
これが換気扇掃除の手順です。
キッチンの換気扇に必要なお掃除アイテムはたったこれだけ
・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
・台所用お掃除シート(油汚れ用)
上２つは定番中の定番なので、
この便利さについては誰もが知っていることでしょう。
汚れを落とす力はセスキ炭酸ソーダのほうが強いので、
漬け置きがメインならば、セスキ炭酸ソーダがおすすめです。
お掃除シートは量使うのでもったいないような気もしますが、
汚れたらそのまま捨てられる手軽さがオススメです。
もっと手を抜きたい場合は……思い切ってお掃除業者さんに頼んでしまいましょう！
そんなの楽で当たり前じゃないか！
と思うでしょうが、
一度完璧に掃除してもらった換気扇はその後のメンテナンスが非常に楽です。
そして３か月に１度くらいの頻度で、
お掃除シートで拭くくらいの軽い掃除でも大掃除は断然楽になります。
１０年以上経過した換気扇は、一度プロに任せてみるのもオススメです。
まとめ
いかがでしょうか。
キッチンの換気扇の掃除は手を付けるまでは気が重いですが、
つけ置きやキッチンペーパー、お掃除シートなどを活用すると、
するっと汚れが落ちるのでスッキリして気持ちがいいですよ。
汚れがたまり、頑固な油汚れになる前にぜひやってみてくださいね。
