初節句の飾りはどうしてる?男の子の兜人形はいらない派が急増中!?

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端午の節句と言えば鯉のぼりと鎧兜(五月人形)。

集合住宅が増えた現代では、
鯉のぼりをおうちの庭に掲げるご家庭は、
だいぶ少なくなりました。

鎧兜も飾りも、同様の傾向にあります。

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どうして鎧兜を飾らなくなったのか

まず、鎧兜を購入しないという家庭が、増えています。

金銭的な問題

鎧兜のお値段は、立派なものなら数十万円します。

普通、鎧兜を購入するタイミングは、初節句です。

お誕生日の季節によっては、出産費用などの負担と重なります。

 

また、鎧兜を購入する金額を、教育費など、
お子さんのために充てたい、と希望する親御さんもいます。

確かに初節句のお子さんでは、鎧兜の良さもわかりませんし、
少し大きくなってからものすごく兜が大好きになったという、
パパたちの話もあまり聞きません。

 

最近では、映画史屈指の悪役(ヴィラン)をモデルにした鎧兜も販売していますが、
その作品のファンか、パパたちの購買意欲を高めているだけのような気もします。

スペースの問題

昔のように広いお家ならいざ知らず、
現代の住宅はそれほど広くありません。

飾る場所も保管する場所も必要とする鎧兜は、
ハッキリ言ってジャマなのです。

 

確かに、ひな人形7段・8段飾りに比べれば、専有スペースは小さいかもしれませんが、
マンション等間取りがコンパクトなご家庭では、窮屈に感じるでしょう。

時間的な問題

現代では共働きのご家庭が、増えています。

昔なら端午の節句の飾りつけは、家庭の主婦の役目でした。

ところが今は、
両親がともに一生懸命働いている家庭が多いわけですから、
飾る時間を確保するのも難しいです。

 

縁起物ということもあり、当日が過ぎたら、
速やかに片づける必要もあります。

正直、男性はあまりこういう飾りつけには興味がないというか、
無関心な方が結構います。

必然的に、お母さんに、
飾りつけと片づけの負担が
掛かってしまうんですね。

それに加えて、
お祝いの席のお料理やおもてなしを考えると、

お母さんの負担はとても大きいものです。

飾るのが億劫に感じてしまうのも、
無理はありません。

縁起物だから購入しないのは…とためらう人へ

このような問題があっても、
購入しないのはなんとなくまずいのではないか、
と感じる方もいらっしゃるでしょう。

そういう方には、以下のような方法をおすすめします。

小さな飾りを購入する

壇と人とほぼ変わらない大きさの鎧兜では、スペースを取りすぎます。

 

現代では、コンパクト化する住宅事情を鑑みて、
サイドボードに飾っておけるくらいのミニチュアサイズの鎧兜も、
販売しています。

ガラスケース入りのタイプなら、
お手入れはケースを拭くだけですし、出し入れも簡単です。

 

何よりお値段もリーズナブル。

 

縁起物だから、とにかく用意だけはしておきたい、
という方にはピッタリでしょう。

折り紙で兜を作る

兜の折り方はとても有名ですし、検索すればすぐにヒットします。

ですから作るのはとても簡単です。

 

もし、普通のペラペラの折り紙だと、チャチだな…と感じるのであれば、
千代紙などの和紙を使うと良いでしょう。

千代紙は栞などの紙人形にも使われますし、
旅館などの玄関先で飾られることもあるくらいです。

決して安っぽく感じる人はいないでしょう。

季節感を感じさせる柄・模様は大変美しく、風情を感じさせます。

千代紙で織られた兜は、手軽にできる飾りながら、
とても風流なアートにもなるんですよ。

実家から買ってあげると言われたら

ご夫婦どちらかの実家から、鎧兜を購入したいというお話があったなら、
甘えてしまってよいでしょう。

 

ただし年配の方々は、大きければ大きいほど、
立派だ、価値があると、信じ込んでいる場合があります。

ご夫婦のご両親のことなので、
そのあたりの性格は、良く把握しているでしょうけれど…。

部屋のスペースを考えて、
「このくらいのサイズまでにしてほしい」
ときちんと伝えるようにしてください。

 

ただし、これは鎧兜が、必要だと思っているけれど、
購入する踏ん切りがつかない場合。

絶対に不要だと思っているならば、やんわり断りましょう。

ご主人のご実家からお話が合ったのなら、ご主人が。

奥様の実家からお話が合ったのなら、奥様が。

その方が、角が立ちにくいです。

おさがりはOK?

もしかしたら、ご主人のご実家から、
「息子のおさがりを使ってほしい」
と申し出があるかもしれません。

これを受け入れるか否か、迷うご家庭も多いとか。

ひとりひとつが原則だった

ひな人形や鎧兜は、子どもの成長を祝うための飾りです。

その子が病気や災難に見舞われないよう、
色々な災厄を肩代わりしてくれる形代と、考えられてきました。

よって父親の鎧兜を受け継ぐと、その災厄も受け継ぐ、
という考えがあります。

時代とともに慣習は変わる

しかし、おひな様を考えると。

その風習も少しずつ変わっているのに、気が付くでしょう。

昔は、おひな様は、
災厄を乗せて川に流されていました。

流しびなとして、ご存じの方もいるかもしれません。

 

でも今は、毎回、川に流さず、
ひな祭りの日以外は、きちんとしまっておきますよね。

そもそも、
お古を各家庭で受け継いでしまうと、
ひな人形や鎧兜の売れ行きが落ちてしまうと危惧した、
人形業界が考え出した言い伝えという説もあるくらいです。

特に気にしなくてよいと考えるなら、
ありがたく飾らせていただくのも悪くないでしょう。

 

スペース的に厳しい。

やはりジンクスが気になる。

というのであれば、お断りしたほうが後々楽です。

担当はもちろん旦那さんで。

言い訳は
「ずっと同じところに置いてあった
お人形をいまさら動かすのはかわいそう」
とか。

「せっかくですから、そちらのお家で飾っていただけると嬉しいです。
連休で遊びに行ったときに子どもも喜ぶと思います」
などでいいのではないでしょうか。

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