春分の日と秋分の日はなぜ休みなの?

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現在4歳と2歳の男児子育て中、第3子妊娠中のママです。

長男は幼稚園に通っているのですが、当然のことながら祝日はお休みです。

お休みになると、4歳と2歳で、それはそれは賑やかに。

てんてこ舞いでママの疲労も倍加します。
(子供が元気で嬉しい疲れではありますが…)

 

ところで、春分の日はお休みなので、また忙しくなりそう!

でも春分の日って、昼と夜の時間が同じって学校で習ったけど、
なぜそれで休みになるのでしょう?

そう言えば秋分の日も同じですよね。

 

ちょっと気になったので、なぜ春分の日と秋分の日が休みなのか調べてみました。

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春分の日と秋分の日がお休みになる理由は?

春分の日は3月20日頃、秋分の日は9月23日頃ですが、

ここまでは世間で知られている通りです。

始まりは宮中の祭祀(さいし)と言われています。

 

*春分の日の祭祀

・春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)

宮中の皇霊殿で行われる歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る行事のことで、
1869年に明治天皇の頃から始まった習慣です。

 

・春季神殿祭(しゅんきこうでんさい)

宮中の神殿で行われる神恩感謝の祭典という行事が、
皇霊祭の後、同じ日に行われます。

昔から日本が信仰してきた「八百万神(やおろずのかみ)」や、
祖先の霊などを祭る行事の一つです。

 

*秋分の日の祭祀

・秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)

・秋季神殿祭(しゅうきしんでんさい)

どちらも春と同じ内容で、秋に行われる行事のことです。

もともとは、宮中の祭祀だったのですね。

 

1908年に大祭(皇室の法令に指定された正式な行事の一つ)として行われ、
休日となったということです。

 

う~ん、昼と夜の時間が同じだから祝日になったんじゃなかったんですね。

確かに、「昼と夜の時間が同じで何が目出度いんだ!」と突っ込まれると、
返しに困ります。

祝日=祝う日 です。

祝うには祝うなりの理由があったというわけ。

祝日の名称が変わった?

祝日として正式に制定されたのは、明治6年10月14日。

元々は、「皇霊祭」と言われていました。

春と秋に行われる宮中の行事の名前を、そのままつけたんですね。

それが、終戦後の1947年に名称変更になりました。

この時は春分の日、秋分の日だけでなく、
日本の祝日の名称が一斉に修正されました。

GHQの指示で、天皇色の強い名称を改めたようです。

そう言えば、昭和天皇の人間宣言などもありましたね。

 

宮中の祭祀 ⇒ 国民の祝日 というイメージチェンジがしたかったんでしょう。

 

この時に、皇霊祭は「春分の日」「秋分の日」という名称になって現在に至ります。

昼と夜の時間が同じだから「春分」「秋分」なんですね。

分かりやすいと言えば、分かりやすい名前ですね。

春分の日と秋分の日のそれぞれの意味

春分の日と秋分の日の意味することについてお話します。

 

・春分の日

春分の日は3月20日頃で「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」です。

春分の日を境に昼が長くなっていきます。

 

・秋分の日

秋分の日は9月23日頃で「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」です。

こちらも昼と夜の時間の長さがほぼ同じになり、
春分の日とは逆に、秋分の日を境に夜が長くなっていきます。

春の彼岸、秋の彼岸

よく春のお彼岸、秋のお彼岸と聞くと思います。

春の彼岸は春分の日を中日とし、前後3日間を合わせた7日間。

秋の彼岸は秋分の日を中日とし、前後3日間を合わせた7日間。

その期間に行われる仏事のことを言います。

 

前の3日間は「彼岸の入り」

中間は「彼岸の中日」

最後の3日間は「彼岸の明け」

と呼び、彼岸の中日にはお墓参りをするなどご先祖様に感謝をし、
前後3日間は悟りの境地に達するため必要な六波羅蜜を、
1日1つずつ修める日とされています。

夏至と冬至が祝日にならない理由

春分と秋分については分かりました。

でもなぜ、夏至と冬至は祝日にならなかったのでしょうか。

昼の時間が最も長い夏至、最も短い冬至。

季節の変わり目ということでは、春分・秋分と同格です。

 

でも、もともと、祝日は宮中行事が元になって定められていました。

宮中の祭祀を、国民皆で同じように「祝おう」というのが祝日の意味です。

別に季節の変わり目を祝う日ではありません。

 

何故、夏至と冬至が祝日にならないのかというと、
「そのタイミングで宮中の行事がない」からです。

春と秋にはもともと皇霊祭という大祭がありましたが、
夏と冬にはありませんでした。

ですから、夏至・冬至は祝日にはなりません。

 

まあ、子供が幼稚園に行ってくれるので、ママとしては助かります。

あまり祝日が多いのもね、けっこう大変なんです。

まとめ

なぜ、春分の日と秋分の日が休日なのかは、もともと宮中の祭祀が名称を変えて、
春分の日、秋分の日と呼び方が変わり、休日となったということでした。

春分の日・秋分の日は、休日で、彼岸の中日なので、
ご先祖様に感謝をし、お墓参りにいきましょう。

 

 

 

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