自分の体をきれいにしたり、リラックスするために入るお風呂場は、
常に清潔にしておきたいものです。
でも忙しくてついうっかりしていると、
気づいた時には嫌な臭いで一杯、なんて経験はありませんか?
(私はしょっちゅうあります…)
今回はお風呂の排水溝の臭いの原因と、
それについて私が実践した対策方法(失敗したものも含む)をご紹介致します。
そもそもなぜお風呂場の排水溝は臭くなるの?
我が家のお風呂場の排水溝のトラブルの原因第1位は、
なんといっても髪の毛です。
うちは夫婦2人に未就学児が1人の家族構成なので、人
間の数としてはそこまで多くはないのですが、
長毛の中型犬を1匹飼っておりまして、
その犬を自宅でシャンプーするたびに、大量の抜け毛が発生します。
抜け毛は、洗っている最中にできる限り水に流さずに手元に集めるようにしていますが、
我が家の犬の毛は人間の髪の毛よりもはるかに細かいので、
どんなに頑張っていても指の間をすり抜けて流れていってしまいます。
そうするとその細い毛が、
ある意味優秀な(?)ネットの役割を果たしてしまい、
毛の間にどんどんと石鹸カスや洗い落とした汚れを溜め込んでいきます。
毛や、体からはがれ落ちた皮膚は、
悪臭を放つ原因の1つでもあるタンパク質でできているので、
これが複雑に絡み合って排水溝にふたのようにかぶさってしまうと、
もう最悪なことになります。
だからまずは、
(排水溝をあけてチェックするのはちょっと勇気がいりますが…)
こまめに、髪の毛が絡まっていないか確認して、
もしたくさん絡まっているようでしたら、
びっしりになってしまう前に取り除いておくことをおススメします。
排水溝の髪の毛を放置し続けるとどうなる?!
ちなみに我が家は今年の夏、
うっすらと気がついてはいたものの、
面倒臭くて排水溝から髪の毛を取り除くお掃除をしばらくサボっていたら、
臭いの発生とともに、コバエが大量発生してしまって恐ろしい目にあいました。
発生源はお風呂場なんですが、
いかんせんコバエは小さいので、
いろんな扉をすり抜けて家中に飛散します。
大慌てで蚊取り線香をたいてみたのですが、
蚊取り線香はあくまでも蚊対策用だからか、
コバエの数が減ることはなく、更に途方に暮れました。
そこでドラッグストアに駆け込むと、
科学的な薬剤は一切使っておらず、
ハーブの効果でコバエを遠ざけることができるというスプレーがあったので、
それを買ってきて風呂場中に撒いてみることにしました。
すると、確かにハーブの香りで一瞬悪臭のことは忘れることができ、
しかも結構いい香りだったので、
なんとなく満足してしまいそうになったのですが、
それでも根本的な原因を絶った訳ではなかったので、
悪臭とコバエはすぐに復活してしまいました。
排水溝の臭いを絶つのに効果的な方法
という訳で、
「もうやるしかない」
と腹をくくって、
臭い&コバエの根絶を目指して掃除をすることにしました。
まずは先ほどもご紹介した通り、
排水溝周りから髪の毛を徹底的に取り除きます。
洗い場の排水溝の蓋を開けると、
案の定髪の毛と汚れがびっしり…。
吐き気を我慢しつつ、
頑張って取り除きましたが、
ぬめりはどうしても取りきれず、
臭いもまだなんとなく残ってしまっています。
そこで再びドラッグストアに行き、
排水溝の髪の毛やヘドロ・ぬめりを溶かすというジェル状の商品を買ってきて、
徹底的に臭いの元を処理することにしました。
このジェルの良いところは、
自分の手の届かない部分にも使うことができる点です。
我が家のお風呂場は、
洗い場に備え付けられた棚と壁の間にほんのわずかなすき間があり、
そこは手を入れてお掃除をすることができませんでした。
でもそこに汚れが残っていれば、
当然臭いの元になってしまいます。
なので、その部分にも、
壁に沿わせるようにしてジェルを流し込みました。
そのまま30分ほど放置して、
お風呂場中を水で流すと、
排水溝や棚の溝は、
自分の手で髪の毛や汚れを処分した時よりもスッキリピカピカになり、
臭いもきれいさっぱりなくなっていました!
ちなみに、ですが、このジェル状の商品は、
あまりにきれいさっぱり髪の毛や汚れを溶かしてくれるので、
少々刺激が強すぎるような気がして、
何か他で代用できないかインターネットを調べてみることにしました。
すると「重曹がいい」という情報が結構たくさん出てきたので、
なるほど!と思って後日早速試してみたのですが、
結論から言うと、私はこれで大失敗してしまいました…。
重曹は熱湯に溶いて使うと汚れがとってもよく落ちる、
とのことだったので、張り切って熱湯に重曹を放り込んでみると、
ものすごい勢いで泡がたち、
容器から溢れ出てきてしまい、
危うく火傷をしそうになったのです。
そしてそれに焦り、
慌ててこの重曹&熱湯を風呂場の排水溝に流し込んだのですが、
今度はお湯の温度が熱すぎて、
排水溝の蓋(プラスチック製)が若干溶けて反り返ってしまったのです。
「重曹が臭い汚れに効果的だ」
ということも、
「重曹を熱湯と一緒に使うと効果がパワーアップする」
ということも、おそらく事実だと思います。
ただ、お湯の温度や入れる量によっては、
私のような危険な事態を招いてしまう場合があります。
また、風呂場に使われている材質によっては、
熱湯に耐えられず壊れてしまう危険性もあります。
そうならないためにも、
もしどうしても重曹を使ってお掃除をしたいということでしたら、
ネットの情報だけを鵜呑みにせず、
ドラッグストアで薬剤師さんに相談してみたり、
ご自宅の風呂場の説明書などをよく確認してから
実行されることをおススメします。
まとめ
という訳で、私の失敗経験から、
風呂の排水溝の臭いにビックリした時の原因と対策をまとめますと、
以下の通りになります。
・臭い発生の最大の原因の一つは髪の毛!
・排水溝に絡んだ髪の毛を放置すると臭いだけでなくコバエも発生する!
・髪の毛の掃除にはジェル状商品が良い(重曹&熱湯を使う時は注意が必要)!
風呂場は毎日のように使う場所なので、
汚れもたまりやすいと思います。
臭いに困ったな…と思った時は、ぜひ実践してみてください。