ハロウィンは、仮装イベントとして、
そろそろ日本でも認知が広がってきた印象です。
一方イースターは…。
テーマパークのイベントで、知っている人も少なくないのですが、
いったいどんな日なのか。
なんとなく卵関連のお遊びや装飾が多いような…?
とあやふやな人も。
とにかくお祝いをするのも楽しいですが、
その起源を知っていると、面白さもひとしおです。
今回はイースターの概要と、子供と一緒に楽しめる遊びに、
スポットを当てたいと思います。
イースターとは
イースターは、キリスト教圏の記念日です。
日本語にすると「復活祭」。
イエス・キリストが、ローマ帝国によりゴルゴダの丘で磔刑に処されたのは、
キリスト教徒でなくても知っているでしょう。
処刑から3日後、イエス・キリストは、なんと復活して弟子たちの前に姿を現す、
という奇跡を起こしています。
このことを祝う記念日です。
イースターはハロウィンとは違い、年によって日付が異なります。
春分の日以降初めての満月を起点に、最初の日曜日がイースターの日です。
卵を使った遊び
復活祭の由来を知ったなら、なぜ卵がイースターのシンボルとなっているのか、察せられますよね。
そうです。
卵からは新しい生命が誕生します。
キリストの再誕と、イメージを重ねたんですね。
イースターエッグづくり(エッグペイント)
まずは、ゲームで使うイースターエッグを作るのも、楽しい遊びのひとつです。
卵に、カラフルな模様や彩色を施します。
使う卵は、ゆで卵や爪楊枝で中身を吸い出した卵の殻、卵型発泡スチロールなど様々。
ゆで卵をあとで食べるよ、という場合には、
食紅や口に入っても大丈夫な、クレヨンで絵を書くと安心。
卵の殻には、目に見えない小さな穴が空いているので、
染料が白身に着くことがあるんです。
衛生面を気にされる方は、本物の卵ではなく発泡スチロールを使うほうがよいでしょう。
染料で汚れるのが嫌だ、という方には、シールでお手軽にデコレーションするのもおすすめ。
絵を書く時間がないけれど、ゲームだけは楽しみたい人には、
イースター用の卵型チョコレートなんかもありますよ。
エッグハント
「ハント=狩り」という名前なので、ちょっと物騒ですが、実態は「宝探しゲーム」です。
お部屋やお庭にイースターエッグを隠し、子供たちが探すというシンプルなもの。
ただ探して見つけるだけでは物足りない場合は、
イースターエッグに指示書をつけると、冒険感が高まるかも。
「大当たり」のエッグを用意しても盛り上がりそう。
もちろん、隠すときは子供のいない隙を狙ってくださいね。
本物の卵(ゆで卵、殻)を使ったイースターエッグだと、
長時間の放置が衛生面でちょっと怖いですので、
発泡スチロールなど、偽物の卵を使ったほうが安心ですよ。
チョコレートエッグは、お菓子好きの子が大喜びしそうですが、
屋外だとやはり食べ物を…ということになりますし、
室内でも、室温によっては溶けてしまいそうです。
偽物の卵を使ったイースターエッグと、チョコレートのイースターエッグを、
ゲームのあとに交換してあげると、良いかもしれませんね。
エッグ&スプーンレース
広い公園や広場でピクニックするのなら、エッグ&スプーンレースもおすすめ。
スプーンに卵をのせて、走って競争するゲームです。
お玉のなかにピンポン玉を入れて走る競技を、
運動会等で見たことがある人がいるかもしれませんね。
あれにそっくりです。
用意するのはスプーンとイースターエッグ。
大人は、小さめスプーン。
子供は、大き目で深さのあるスプーンと、ハンデを用意してあげるといいかも。
エッグロール
アメリカ大統領の住まいとしても有名なホワイトハウスでも、
伝統行事になっているのが、エッグロールです。
本来は傾斜のある場所で行うのですが、
庭やリビングの床にまっすぐ、あるいは曲がりくねったコースを用意して、
イースターエッグを、スプーンや棒でコロコロ転がすゲームです。
文章で書くとシンプルですが、卵はあの形。
なかなか思い通りには、転がってくれません。
そんなちょっとした「アレ!?」を楽しむゲームです。
とても小さい子は、ボールやピンポン玉を代わりに使ってもOK。
エッグ&スプーンレースと組み合わせるのもマル。
スピード派と技巧派の、思わぬデッドヒートを楽しめるかもしれません。
イースター・サックレース
用意するのは、子供の胸くらいまですっぽり入る麻袋。
麻袋の用意が難しければ、手作りの紙袋やビニール袋でも問題なし。
この麻袋に入って、ぴょんぴょん飛び跳ねながらゴールを目指す遊びです。
こちらも、障害物競走で見た記憶があるかも…。
小さい子が一生懸命ぴょんぴょんしている姿は、とても可愛らしいです。
もっと可愛く…というのであれば、ウサギミミのカチューシャを付けてあげるとGOOD。
少し大きくなった男の子は、ウサミミカチューシャを嫌がるかもしれないので、
あまり無理強いはしないでくださいね。
イースターもイベントに加えてみて
まだまだ日本に定着したとは言い切れないイースター。
しかし、可愛い飾りつけや楽しいゲームもたくさん。
日本人は、海外の宗教行事をお祭り騒ぎとして取り込むのが得意です。
本来の「復活祭」へのリスペクトは大切ですが、イベントの一つとして、
家族や子供会などで楽しんでみてはいかがでしょうか。