なんでこんなに曇るの!お風呂の鏡にはクエン酸?それとも重曹?

家事

お風呂場に、必ずと言っていいほどついている鏡。

洗顔の時などふとした時に目に入りますが、
どうしたわけか曇っている…。

こんな経験ありませんか?

 

鏡たるもの、いつもピカピカであって欲しいですよね!

 

まあ、ピカピカにするのは、掃除をする私たちなんですけれども。

ピカピカにするといっても、研磨剤を使うと、
ツルツルの鏡に傷がつきそうですし。

ちょっと困りものです。

今回は身近にあるアイテムで、鏡の曇りを取り除く方法を紹介しますね。

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鏡が曇る原因は?有効な洗浄方法は?

一言でいえば汚れなんですけどね。

この汚れが曲者なんですよ。

まず、お風呂場は水場ですので、水垢というのが考えられます。

次にシャンプーやボディソープなどが跳ね返って付着した汚れ。

一般的に湯垢と言われます。

鏡は設置されている位置から考えても、
水垢と湯垢の両方で汚れていることが多いのです。

なぜこれが問題なのかというと、
水垢と湯垢では性質が異なるため、有効な洗浄方法も違うから。

 

アルカリ性の水垢には酸性。

酸性の湯垢にはアルカリ性。

 

というふうに正反対の処置が必要なのです。

水垢にはクエン酸

洗剤を使うのが手っ取り早いですが、
小さなお子さんやペットがいると誤飲が心配

 

そんなときの心強い味方がクエン酸!

クエン酸は美容ドリンクなどにも利用されているくらい、
女性になじみ深いもの。

口に入れられるのでとても安全です。

クエン酸は酸性のため水垢との相性が良く、
洗剤代わりに使えます!

通常、粉末状態で販売していますが、カップ1杯の水(200ml)に対して、
小匙1~2の粉末を混ぜるだけで、洗剤代わりになりますよ!

鏡にまんべんなく塗布するなら、
スプレーボトルに入れて噴霧すると良いです。

スプレーボトルは100均で購入するもので充分。

もし手に入らなかったら、スポンジやキッチンペーパーに含ませて、
全体を濡らす感じでも大丈夫。

 

鏡をクエン酸溶液で濡らした後は放置。

ただ、液体だとそのままダラダラ流れてしまいます。

これだと効果が全く出ません。

それに、長時間放置しておくと、
液だれをしなくても蒸発してしまいます。

それを防ぐためにパックをしておくのが吉。

このパックはキッチンペーパーやサランラップを使えば良いので、
わざわざ購入せずに、家にあるものを使えます。

放置時間は1時間~3時間程度。

汚れの頑固具合によって換えましょう。

放置した後は鏡を磨きます。

スポンジを使ってもいいのですが、
パックに使ったぺーパーやラップを使うとちょっとエコ。

丸く円を描くように、優しくなでるように磨いてください。

 

磨き終わったらシャワーで、クエン酸を洗い流します。

このときこのまま放置しないでくださいね。

水道水自体が、水垢の原因ですから、
水気はきちんと拭き取りましょう!

湯垢には重曹を

クエン酸で鏡をしっかり磨いてもまだ汚れが残っている…。

それなら湯垢の可能性が高いです。

 

湯垢にはアルカリ性である重曹を使うと良いですよ。

重曹も粉末状態で購入することが多いですが、
清掃に使用する場合には重曹水にします。

水200mlに対して、重曹は小匙2~大匙1程度。

清掃方法は、それこそクエン酸パックと変わりません。

重曹で掃除するにしても、
最後は乾拭きで仕上げることを忘れずに。

クエン酸・重曹を使用する時に気を付けるべきこと

非常に便利なクエン酸と重曹ですが、
使用する上で注意しなくてはいけない点がいくつかあります。

まず、クエン酸ですが、良く洗い流さないと、
酸の成分により、付着した部分が劣化するリスクがある点です。

特に金属部分は腐食する可能性が高いので、
鏡の裏側や留め具の部分には気を付けましょう!

 

重曹を使用する時にも、
気を付けなくてはいけない点があります。

それは強くこすりすぎないこと。

重曹には研磨作用がありますので、力を込めすぎると、
鏡の表面に小さな傷がたくさんついてしまいますので。

 

クエン酸にも重曹にも共通して言えるのは、
曇り止め加工をされた鏡には決して使ってはいけない、という点。

せっかくの曇り止めを剥がし取ってしまうので、
曇り止め加工をされた鏡にはクエン酸も重曹も適さないのです。

同時に使っても大丈夫?

市販されている洗剤は、異なる商品を同時に使うと、
有害なガスが発生する恐れがあります。

できれば連続使用も避けたいところです。

しかし、クエン酸と重曹はそのような心配はありません!

クエン酸水と重曹水を混ぜ合わせると、ブクブクと発泡しますが、
特に有害なものではありません。

この発泡作用が鏡の表面の汚れを浮かすという意見もありますが、
私はあまり実感できませんでした。

寧ろ汚れ落ちが悪くなるような…?

それもそのはず。

酸性とアルカリ性なので、中和反応を起こすからです。

酸の力もアルカリの力も、どちらも中性寄りになって
弱まってしまうんですね。

ですからクエン酸と重曹を使って鏡を掃除するときには、
混ぜて使うのではなく、それぞれ個別に使うほうが効果が高そうです。

余った溶液はどうすればいい?

1回のお掃除でクエン酸水・重曹水を使い切れなかったときは、
そのまま別の個所のお掃除に使いましょう。

一番身近なのは、お風呂の床や壁、浴槽ですよね。

水回りならキッチンもアリでしょう。

 

スプレーボトルに入れて常備するのをお勧めしているサイトもありますが、
止めたほうがいいと思います。

あくまで手作りスプレーですので、防腐剤が入っていませんよね。

水道水って劣化するんですよ。

もっと言うと腐ったりカビが生えたり。

冷蔵庫で保管していてもです。

目に見えるような劣化具合なら容器ごと捨ててしまいますけど、
そうじゃなかったら…。

腐ったりカビが生えたもの、お掃除に使いたいですか?

私は嫌です。

毎回作るにしても大した手間ではないですし、
クエン酸も重曹もそこまで高額な商品でもないですから。

清潔なものを使ってお掃除したいです。

まとめ

・水垢にはクエン酸水、湯垢には重曹水と汚れごとに分けて対処する

・きっちり洗い流した上で水気は残さない

・こすりすぎない

・曇り止め加工の鏡には使用禁止

・作り置きは避けて毎回作る

 

鏡をピカピカにして、気持ち良くお風呂に入りましょう!

 

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